浦和FW小森飛絢が、リーグ再開の19日・FC東京戦(味スタ)でJ1デビューする可能性が高まった。15日、チームは埼玉県内で公開練習を実施。

練習内ではチームメートとのコンビネーションを深めた小森は「自分は点を取ることが仕事だと思っているので、そこでしっかり仕事をできれば」と話した。

 J2千葉から期限付き移籍したベルギー1部シントトロイデンから、クラブW杯前の6月5日に浦和へと加入した小森。しかし同杯では1次リーグ3試合で出場はなし。チームも勝ち点を挙げることができず敗退となり「最初からスタメンを奪ってやる、ぐらいの覚悟で行っていたので、悔しい大会になった」と振り返った。

 昨季J2で23ゴールを挙げて得点王&MVPに輝き、シントトロイデンに海外移籍したが、ベルギーでは半年間で4試合0ゴールと結果を残すことはできず。「もっと自分の良さをチームに知ってもらうことは大事だと感じた」と課題にも直面した。浦和ではチームメートにパスの欲しいポイントやタイミングを積極的に要求し「周りは本当にうまい。自分はいいクロスだったり、いいパスが来れば点を取れると思っているので、そこはみんなと合わせていきたい」とうなずいた。

 チームは現在、J1で8位。上位陣より試合消化が2試合少ないが、首位柏との勝ち点差は10と開いている。自身の強みについては「色々な形からゴールを取ること。クロスや中央の崩しだったり、ゴールで自分の良さを出せれば」と話した小森。

逆転優勝に向けた起爆剤としての期待を背負い、浦和、そしてJ1デビューを狙う。

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