◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表1―0韓国代表(15日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)

 【龍仁(韓国)15日=後藤亮太】日本代表が1点リードを守り切り、2大会連続3度目の優勝を成し遂げた。

 前半8分、MF相馬勇紀の左サイドからのクロスに、初戦で4得点を挙げたFWジャーメイン良がダイレクトで左足を合わせてゴールを奪った。

ジャーメインの今大会5点目で3試合連続先制に成功。その後はうまく攻撃の流れをつかめず、決定機を迎えることはできなかった。

 後半は、立ち上がりで3本連続CKを浴びると防戦一方の展開となる。それでも、DF安藤智哉、DF荒木隼人、MF川辺駿らが体を張った守備で自由にさせない。同39分にはロングボールの折り返しからオーバーヘッドでゴールを狙われたが、GK大迫敬介が好セーブ。最後まで苦しい時間が続いたが、虎の子の1点を一丸で守り切った。

 試合後、森保一監督は「厳しい戦いを選手たちが毎日成長していく、よりチャレンジして成長しようということを、この試合も随所に見せてくれました。本当に選手たちの努力が素晴らしかった」と連覇を達成した選手たちをたたえた。今大会は海外組の選出はなく、Jリーグで戦う国内組だけで臨んだ。今大会では5得点を挙げたジャーメインをはじめ、多くの選手がアピール。1年後に迫った北中米W杯へのメンバー選考に関して「非常に難しい選択になるなと思った。日本代表全体の競争の厚さを示してくれたと思いますし、日本国内のプライド、Jリーグのプライドを本当に示してくれた。

W杯への選手選考が本当難しくなるなと思いました」と、うれしい悲鳴もあげた。

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