◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表1―0韓国代表(15日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)
【龍仁(韓国)15日=後藤亮太】日本代表が韓国代表に勝利し、2大会連続3度目の優勝を成し遂げた。前半8分にFWジャーメイン良が奪った先制ゴールを守り切り、“ウノゼロ”の完封勝利。
森保一監督は韓国に押し込まれていた後半32分、左ウィングバック(WB)のMF相馬に代え、DF植田を投入し、左センターバック(CB)に置いた。先発で左CBをつとめていたDF古賀を左WBを回し、5バック気味の布陣を形成。この変更により、右WBに望月(192センチ)、3バックは右から安藤(190センチ)、荒木(186センチ)、植田(186センチ)、左WB古賀(183センチ)と、平均身長187・4センチの5バックとなり、韓国のパワープレーをはね返した。
日本代表は18年ロシアW杯の決勝トーナメント1回戦・ベルギー戦でMFフェライニ(194センチ)のヘディングにより失点するなど、ワールドクラスの高さに屈してきた過去を持つ。今大会ではリードした場面で、高さとヘディングの強さに定評のある5人を最終ラインに並べて逃げ切りに成功。来年の北中米W杯にもつながる成功体験を得た。