◆東アジアE―1選手権 ▽第3戦 日本代表1―0韓国代表(15日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)

 【龍仁(韓国)15日=後藤亮太】日本代表が1点リードを守り切り、2大会連続3度目の優勝を成し遂げた。

 日本との“事実上の決勝戦”に敗れた韓国は2勝1敗の2位で今大会を終了。

洪明甫監督は試合後の会見で「結果を出せなかったのは残念でファンには申し訳ない」としつつ、「選手たちは練習で準備したことをやってくれた。結果とゴールを与えてしまったことを考えると、もっと出来たことがあったかもしれないが、全体的にはよいパフォーマンスを見せてくれた」と評価。後半は日本を押し込んでいる時間が長かったこともあり、「選手たちには希望を見た」と前向きに話した。

 一方で、韓国サッカー全体の問題点にも言及した。1997年から2001年まで、平塚(現・湘南)と柏でプレーした指揮官は「日本に長年いて、両代表チームの比較と分析を長年する中で、(日本との差は)若い年代からの育成システムだと考えている。日本は勝敗を気にしすぎず、育成の一貫性を重視した。私たちは結果に満足してしまった」と指摘。この試合のパフォーマンスで上回り、能力も対等に渡り合っていた部分もあったと話したが「韓国代表チームだけでなく、韓国サッカー全体として、もっと取り組まなければならない」と厳しい口調で語った。

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