◆サッカー東アジアE―1選手権 日本代表1―0韓国代表(15日、韓国・龍仁ミル・スタジアム)

 【龍仁(韓国)15日=後藤亮太】日本代表が韓国代表に勝利し、2大会連続3度目の優勝を成し遂げた。前半8分にFWジャーメイン良が奪った先制ゴールを守り切り、完封勝利。

防戦一方だった後半にはGK大迫敬介の好セーブもあり、最後までゴールを割らせなかった。

 チーム主将のDF長友佑都(FC東京)は表彰式で笑顔でトロフィーを掲げた。今大会は第2戦の中国戦で、22年のカタールW杯以来、950日ぶりの出場。この日は出番はなかったが、ベンチの最前線でチームを鼓舞した。

 38歳は「格別な瞬間に、出会えて幸せ。このE―1で、自分自身も一歩踏み出せた感覚はある。これを2歩、3歩とつなげていけるように、またJリーグに帰って頑張りたい」と喜びに浸った。

 主将としてチームを引っ張り、「いざキャプテンを実際に任されると違うプレッシャーも新たに感じていた。本当に、一試合一試合、日に日に、チームが一つになって、一体感を含めて変わっていったのをすごく感じた。非常に良いチームになった。ここでみんなと離れるのがさみしい」と振り返った。

 1年後のW杯に向け「カタールW杯の後、次の5回目のW杯を目指すと決意した瞬間から、気持ちは変わらない。

出られない期間が長く続いたが、それでも自分ならやれると信じてやってきた。今回、1試合しか出られなかったけど、自分の中では大きな一歩を踏み出せた。これから(が重要)だが、(26年に)W杯優勝メンバーの一員となるために、そこから逆算して、自分が何をすべきかを考えて行動していきたい」と言葉に力を込めた。

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