◆東アジアE―1選手権▽第3戦 日本1―0韓国(15日、韓国・龍仁)
日本は韓国に1―0で勝利し、大会連覇を果たした。FWジャーメイン良が決勝点を挙げ、終盤の相手の猛攻に耐えた。
* * *
優勝という目標をつかみ、選手層の底上げという意味でも有意義な大会となった。5得点のFWジャーメイン良、3アシストのMF相馬勇紀、3戦通じて1失点のDF陣、代表デビューで存在感を示したGK早川友基…。収穫は多くあった。
これまでの日本代表であれば、ここから欧州組中心の主力メンバーに食い込む存在が、何人も出てきたかもしれない。しかし、コアメンバーが固まり、欧州5大リーグでレギュラーをつかんでも、代表メンバー入りが約束されないのが今の日本代表だ。
8月は代表活動がなく、次回の活動は9月の米国遠征。7日にメキシコ、10日に米国と対戦する。開催国として26年W杯に出場する強国との、貴重な腕試しの場となる。
MVPと得点王をダブル受賞したジャーメインは「ミーティング1つとっても、全てのレベルが高い。こういう中でしか成長できない部分もあると感じたし、また代表に呼ばれたいと、僕だけじゃなくみんなが思ったと思う」と振り返った。今大会から次回活動にかけての“生き残り”の人数は限られるとみられるが、選手層は間違いなく厚くなった。