◆東アジアE―1選手権 ▽第3戦 日本0―0中国(16日、韓国・水原)
【水原(韓国)16日=後藤亮太】3連覇を目指すFIFAランク7位の「なでしこジャパン」は、同17位の中国女子代表と対戦し、0―0で引き分けた。3連覇は3位・韓国女子代表の結果次第となる。
第2戦の韓国女子代表戦(1△1)から先発を5人変更。今大会のメンバーで最年少の19歳のFW樋渡百花、GK平尾知佳、初招集のDF嶋田華が、3戦目で初めて先発に名を連ねた。
降り注ぐ雨の中、前半はスコアが動かなかった。なでしこは前半2分にMF滝川結女とのワンツーで右サイドに抜け出したMF吉田莉胡がカウンターから決定的なクロスを上げるなど、サイドからの攻撃で得点を狙う。しかし、ゴールネットは揺らせなかった。
後半24分にFW愛川陽菜とMF塩越柚歩が投入された際には3バックをニルス・ニールセン体制で初めて採用。後半アディショナルタイムにはワントップに入った高橋はなが2度の決定機を作るが、ゴールは生まれなかった。
韓国女子代表戦では終盤に同点弾を許し、引き分け。同勝ち点で並ぶ中国女子代表には得失点差で2点上回り、首位に立っている。この試合で勝利すれば3連覇が確定。引き分けで終わった場合、3位の韓国女子代表の結果次第で逆転優勝を許す可能性がある。
◆なでしこジャパンの先発メンバー
▽GK 平尾知佳
▽DF 高橋はな、石川璃音、嶋田華
▽MF 北村美羽、成宮唯、滝川結女、吉田莉胡
▽FW 山本柚月、樋渡百花、中嶋淑乃