◆天皇杯3回戦 川崎0―0(PK1―3)相模原(16日・U等々力)

 J3で16位の相模原が過去2度優勝の川崎をPK戦の末に下した。120分間でも決着がつかず、迎えたPK戦。

5人目のDF高野の左足キックがネットを揺らすと、イレブンは歓喜に酔いしれた。天皇杯では、水戸、磐田(ともにJ2)、この日はACLE準優勝の川崎を撃破する快進撃を演じた。

 シュタルフ悠紀リヒャルト監督は「疲れました」と第一声を発した。続けて、「選手たちがフロンターレに勝つんだというミッションに徹してくれた。フルタイムで一刺しできればもっと良かったが、シナリオ通りの前後半を戦ってくれた。それはすごく誇りに思う。フロンターレさんは素晴らしいチーム。クオリティーだったり、我々が学ぶべきことが本当にたくさん詰まったゲーム。そんなものすごく強い相手にも、みんなで走って戦って、助け合えば、勝てるのがフットボールだと思う。それを今日のこの一ゲームでは、PK戦だったが、本当に(勝利を)達成できて良かった。少しでも、サガミスタも喜んでくれる結果が出せたことも良かった。フロンターレのサポーターの水色と景色や応援はさすがで、いつか我々のホームスタジアムもこうなればいいと思っている。

もっとこれを励みに、リーグ戦につなげていけたら」振り返った。

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