◆天皇杯3回戦 川崎0―0(PK1―3)相模原(16日・U等々力)

 2020、23年度大会覇者がJ3で16位の相模原に3回戦で屈する“番狂わせ”となった。0―0のままPK戦に突入。

1番手のMF河原から3人連続で失敗し、1―3で敗れた。

 長谷部茂利監督は「120分やって得点を取れない、チャンスがあったかもしれないが、取れていないことが現実に起きた。そこは、私自身積み上げてきたものがこれなのか、という思い。ピンチも少しあったが、基本的には失点はしないというスタンスは守れた。PK戦は、練習を含めて準備をしていた。ただ、勝負ごとなので緊張だったり、滑ったり、もしくは相手GKが素晴らしかったり。PKまでいかないようにではなく、PKにいったとしても勝ち上がるという思いを持っていただけに非常に残念。キッカーについては私が順番を決めて指命している。責任は私にあると自省している」と振り返った。

 最後の決めきる部分については、決定力なのか、チャンスのクリエイトの部分なのか、と問われると「両方だと思う。アタッキングサードに入っていく、チャンスの大きさはやはりもっともっと良くしていかないといけない。チャンスはあったかもしれないが、無得点だった。

攻撃というのは得点を取って終わりだと自分は考えている。取れなかったので終わることができなかった。消化不良のままゲームが終わってしまった」と冷静に話し、結果を受け止めた。

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