◆サッカー◇天皇杯3回戦 清水1-0湘南※延長戦(16日・レモンガススタジアム平塚)

 3回戦が行われ、J1清水エスパルスはJ1湘南に1―0で競り勝った。公式戦勝利は2回戦以来、5試合ぶり。

90分では決着付かず、迎えた延長前半アディショナルタイム、FWドウグラスタンキ(31)が左CKから頭で押し込んで決勝点を奪った。

 清水は中3日で20日にリーグ・横浜FC戦(アイスタ)が控える過密日程だが、故障者続出のチーム状況もあり最終ラインやウィングバックなど先発の半数は主力が起用された。前線はFW千葉寛汰(22)を1トップ、シャドーには共に左利きのMF中原輝(29)、MF松崎快(27)が配置された。前半は思うような組み立てが展開できず、決定機はほとんどないまま折り返した。

 後半8分、中原が高い位置で引っかけ、パスを受けた千葉が反転からシュート。「自分を出せれば」と意気込んでいたストライカーが先制点を狙ったが、GKの正面で仕留めきれなかった。「(延長を入れた)120分、PKまで視野に入れるのが大事」と采配のポイントを語っていた秋葉監督は同16分に動いた。FW北川航也(28)とMF乾貴士(37)の二枚看板を同時投入。圧力を強めたがゴールは割れず、0―0のまま延長に突入した。

編集部おすすめ