浦和のマチェイ・スコルジャ監督が17日、クラブW杯後のリーグ再開となるFC東京戦(19日・味スタ)に向けて取材に応じ、ポーランド代表監督のオファーを断り、浦和監督を継続する理由を明かした。クラブW杯中には母国ポーランド代表監督への就任の可能性を報じられたが、大会中に断った事実を明かしていた。
指揮官は「もちろん代表監督は、光栄なものだと思います。私は浦和での目標もありましたので、ここに残ることにしました。Jリーグで優勝するという夢をかなえるのも、これがラストチャンスだと思って挑んでいます」と話した。
米国で行われたクラブW杯はリバープレート、インテル、モンテレイに3連敗し、1次リーグで敗退。「クラブW杯の大きな問題は、安定性だったと思います。3試合ともいい場面はみられましたが、試合を通じて維持できませんでした。ただどの試合でもいい時間はありました。このようないいチームとの対戦は、Jリーグでは得られない経験です。FC東京戦では、自信を持ってクラブW杯で得た経験や知識を生かすことができればいい」と語ったスコルジャ監督。クラブW杯でJ1リーグが中断していた間に、チームは8位に後退。上位陣より試合消化が2試合少ない中で、首位柏との勝ち点差は10となっている。