日本代表に初選出され、E―1選手権(韓国)に出場していたJ1清水エスパルスのMF宇野禅斗(21)が17日、チームに合流した。同大会は2試合に出場し、3度目の優勝に貢献。
12日の中国戦(2〇0)はボランチでフル出場し、15日の韓国戦(1〇0)は後半32分からピッチに立った。「今できることは全て表現できた」の言葉通り守備で強さを発揮し、攻撃でも積極性を見せた。ただ満足感はない。「自分の感覚では(A代表は)10倍くらい違う。スピード感、技術、判断。日頃から“さらに”という意識を持ちたい」と強調した。
帰国した16日はチームが天皇杯で湘南を下し、公式戦5試合ぶりに勝利。18歳のMF嶋本悠大が延長も含め120分出場して存在感を見せた。「下からの突き上げをうれしく思う」。後輩の奮起に刺激を受けつつ、「自分が入ってさらに上向きにできるようにファイトしたい」と、リーグでは6試合ぶりの勝利が懸かる横浜FC戦を見据えた。9月には代表の米国遠征も待つ。
(武藤 瑞基)
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Jリーグは17日、未定だったリーグ後半戦の日程詳細を発表した。J1清水は12月6日の最終節をホームで戦い、岡山を迎え撃つ。J2ジュビロ磐田と藤枝MYFCは9月20日、藤枝サで今季2度目の「蒼藤決戦」。両チームとも最終節は11月29日で、磐田は敵地で鳥栖、藤枝もアウェーで山形と対戦する。J3アスルクラロ沼津は同29日のアウェー・讃岐戦が今季リーグ最終戦となる。