J2北海道コンサドーレ札幌MF原康介(19)が、28年ロサンゼルス五輪へ一歩前進した。17日に日本協会から発表されたU―22日本代表にチームから唯一、名を連ねた。
2年目の今季は、主にサイドハーフとして昨年の12試合に迫る11試合に出場。4月29日の長崎戦では後半48分に同点弾を決めて2―2に持ち込むなど、昨季と同じ2得点を挙げている。「チームでやっていることが評価されたと思う」の言葉通り、存在感を示して手にした吉報。今回はウズベキスタンに遠征し、同国とサウジアラビアと2試合を戦う。「幼稚園から小学生にかけて4~5年上海に住んでいたけど、サッカーで海外に行くのは初めて。そこは楽しみですね」と国外初の試合を心待ちにした。
今回のメンバー23人はロス五輪を見据えた布陣。「オリンピックはW杯と並ぶ大会。意識はしているし、そこにつなげていくためにも、少しでもサッカー選手として成長できるようにしてこられたら」と意を強くした。昨年は合宿に参加したものの、9月のU―20アジア杯予選メンバー入りはならなかった。前回感じた「みんなアピールしようとギラギラしていた」という姿勢を打ち出し、代表定着を目指す。
(砂田 秀人)
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Jリーグは17日、J2の9月以降に行われる第29節からの詳細な日程を発表。札幌は10試合中ホームで6試合を戦い、最終節の11月29日はプレドでの愛媛戦になる。
チームは17日、4日間のオフを終え宮の沢で練習を再開した。J1昇格プレーオフ圏の6位・徳島とは勝ち点7差の11位と残り15試合、厳しい戦いが続く。次戦8月2日のホーム・鳥栖戦まで最良の態勢を築くべく、準備を整えていく。