ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ、３日間で６万６０００人動員ライブ締め「さらに新しい未来に飛んでいく」
単独ライブを行ったＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳの（左から）佐藤大樹、堀夏喜、澤本夏輝、八木勇征、中島颯太、瀬口黎弥、木村慧人、世界 画像（1枚）

　人気ダンス＆ボーカルグループ「ＦＡＮＴＡＳＴＩＣＳ」が２１日、さいたまスーパーアリーナでは初となる単独ライブ（１９～２１日）の最終日を迎えた。

　グループ史上最大規模となる観客２万２０００人、３日間で６万６０００人を動員したステージ。

ボーカルの八木勇征は、スタジアムモードになった会場の熱気に「どこの夏よりもここが一番熱くなってるぞー！」と絶叫した。１６日発売のミニアルバム「Ｃｏｓｍｉｃ　Ｒｅｓｏｎａｎｃｅ」に収録された新曲「Ｃａｎｄｙ　Ｂｌａｚｅ」や、八木の主演映画「隣のステラ」（８月２２日公開）主題歌で、今回のライブが初披露となる「いつも隣で」など全２６曲を届けた。

　チョウの成長に重ね、３日間別々のサブタイトルが命名されたライブで、この日は「ＲＩＳＩＮＧ　ＢＵＴＴＥＲＦＬＹ（チョウの成虫）」。リーダーの世界は「僕らがファンの皆さんと、さらに新しい未来に飛んでいく。過去、現在、未来みたいな裏テーマも込めた」と説明した。

　その言葉の通り、各日でセットリストや演出、衣装を大幅に変えてグループの進化を表現。ボーカルの中島颯太は「３日間でただ同じことをしても面白くないし…」との説明中にかんでしまい笑わせた。ファンの声援を受け「全員『颯太ー！』と言ってくれてます？」とおどけると、八木がすかさず「言ってないよ！」とツッ込むなど、絶妙の掛け合いを見せた。

　９月６日開幕の全国アリーナツアー（８都市１８公演）へ、中島は「もっと挑戦できるのかなというワクワクはある」と自信いっぱい。世界は「チョウチョが飛んでいった先がドーム（公演）だったらな」。チョウのように高く、美しく舞い上がる。（堀北　禎仁）

　〇…この日のライブには、テレビ朝日系で放送中の「仮面ライダーガヴ」に出演するライダー軍団がサプライズ出演した。

グループは同番組で主題歌「Ｇｏｔ　Ｂｏｏｓｔ？」を担当。一緒に並んでのパフォーマンスで盛り上げた。世界らメンバー４人は、２５日公開の映画「仮面ライダーガヴ　お菓子の家の侵略者」にも出演。東映特撮作品の大ファンという世界は、劇中で変身も披露するといい「うれしさはめちゃめちゃありました」と興奮していた。

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