サッカー・スペイン1部の名門バルセロナは23日(日本時間24日)、ノエビアスタジアム神戸で27日に予定されていたJ1神戸との親善試合を中止にすると発表した。クラブのアジアツアーをプロモートする韓国企業「D―DRIVE」は同日、スペイン各紙を通じ、試合を主管するプロモーターに「試合代金の未払いがあった」などと説明した。
バルセロナの来日中止発表後も、スペイン各紙で続報が飛び交った。「マルカ」は同日、バルセロナが一転して来日を決め、日本に向かう準備を整えているなどと報じた。プロモーター側からの支払いが滞ったとされる費用を「(神戸親会社の)楽天が負担した可能性がある」とし「90%の確率で日本に向かう」と伝えた。
「スポーツ」も同日、「バルセロナはアジアツアー3試合で1500万ユーロ(約26億1000万円)を受け取る契約だったが、神戸戦分の500万ユーロ(約8億7000万円)が未払いだ」と報じ「楽天が肩代わりする形で決着をつけた。違反金などの契約不履行に伴う刑事責任を考慮したようだ」と速報を出した。