スペイン1部のバルセロナが、一度参加中止を表明していた27日のJ1神戸との親善試合(ノエスタ)に向けて来日する可能性が高まった。

 この一戦は、神戸のクラブ創設30周年を記念してチャリティーマッチとして行われる予定だった。

しかし、バルセロナは24日未明に「プロモーターによる重大な契約違反のため、来週日曜日に日本で予定されている試合への参加を中止せざるを得なくなった」などと声明を発表。試合4日前にして開催が危ぶまれる状況となっていた。

 神戸側も当日の朝に知った模様で、主管のヤスダグループらにヒヤリングを行うなど事態を把握することに専念。クラブ広報は「状況を確認している」とコメントしていた。

 そこから、話はさらなる展開を迎えそうだ。スペイン放送局「カデナセール」は「今週木曜日に計画を変更し、ヴィッセル神戸との試合に出場するために最終的に飛行機に乗る可能性がある」と、来日が実現する確率が高まっていると報道。「カデナセールの日本特派員アドリア・アルベッツ氏が確認したところ、この状況は今後数時間で変化する可能性がある」、「親善試合のために遠征する可能性は90パーセントだと主張している。クラブ内は混乱の時期を迎えており、状況はようやく終息に近づいています。楽天は経済的コストを負担することで一歩前進した」と楽天側が金額を負担することで、問題は解決に向かっていると伝えた。

 25日にも、神戸側やバルセロナ側から正式リリースが出るのか。どのような結末を迎えるのか、引き続き注目が集まる。

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