◆バレーボール ▽ネーションズリーグ(NL)女子決勝大会 日本 3―2(25―21、16―25、25―20、22―25、15―9)トルコ(24日、ポーランド・ウッチ)
準々決勝が行われ、昨年大会銀メダルで世界ランク4位の日本は、23年大会金メダルで同6位のトルコにフルセットの死闘の末に競り勝った。準決勝進出を決め、2大会連続のメダルに王手をかけた。
ノックアウト方式のトーナメントで行われ、1次リーグを3位で通過した日本は、石川真佑主将(ノヴァーラ)、対角に佐藤淑乃、和田由紀子(ともにNEC川崎)、セッター関菜々巳(アルシーツィオ)、ミドルブロッカーは島村春世(ペッパー貯蓄銀行)、宮部藍梨(姫路)、リベロは福留慧美が第1セット(S)に先発出場。昨年大会の得点女王で長身194センチのバルガスらを擁する強豪に対し、石川のサーブから流れをつくった。司令塔の関が多彩な攻撃を見せ、セットポイントから島村のブロード攻撃が決まって、セットを先取した。
第2Sはバルガス、195センチのカラクルトらの高さのあるアタッカーのスパイクを止められず、セットを失った。1―1の第3Sは終盤まで競り合いながらも、要所で宮部が相手の攻撃をブロックで止めて流れを引き寄せると、20―19ではクイックを決めた。23―20では宮部のサーブで相手守備を崩し、佐藤がダイレクトで決めるなど日本らしい攻撃で得点すると、最後は佐藤がバルガスのスパイクをブロックして、大事なセットを取り切った。
2―1の第4Sは14―16の劣勢から石川主将がレフトからクロスにスパイクを決めると、二段トスも打ち抜いた。しかし18―18の競り合いから和田のライトからのスパイクがブロックされるなど3連続失点。3点差でセットを失い、最終Sに突入した。3―4から和田がライトからスパイクを決めると、続いて島村がバルガスのライトからのスパイクをブロックで止めた。日本が4連続得点で逆転し、トルコはたまらずタイムアウト。マッチポイントから最後は、石川がサービスエースを突き刺した。
準決勝は現地時間26日に行われ、ブラジルとドイツの準々決勝の勝者と対戦する。