◆陸上 全国高校総体 第4日(28日、ホットスタッフフィールド広島)
男子200メートル予選で、26日の100メートルを10秒00で制した星稜高の清水空跳(しみず・そらと、2年)が20秒97(向かい風0・2メートル)の1組1着で危なげなく突破した。最後は流してフィニッシュし「順調に走れているのかなって思います。
清水は26日の男子100メートルタイムレース決勝で、10秒00(追い風1・7メートル)の日本歴代5位タイ、日本高校新記録、U20(20歳未満)日本新記録、大会新記録、U18の世界記録(10秒06)も更新して優勝。9月の東京世界陸上参加標準記録(10秒00)にも到達し、一躍注目を浴びた。「疲労は少し来るところがあった」というが、27日は400メートルリレーのアンカーにも出走した。
200メートルのタイムレース決勝は、同日午後3時50分から行われる。
◆清水 空跳(しみず・そらと)2009年2月8日、石川・金沢市生まれ。16歳。両親、姉が陸上をしていたことがきっかけで、小学4年生から競技を始める。石川・長田中の3年時は全日本中学校選手権200メートル優勝。昨年、星稜高に進学し、7月にサニブラウン・ハキームが持っていた100メートルの高1歴代最高記録を更新する10秒26をマーク。同年の全国高校総体は2位。今年5月に10秒20、今月4日の日本選手権で10秒19、同26日の全国高校総体で10秒00の高校新記録をマークして優勝した。