卓球の「ノジマTリーグ」の8季目となる2025―26年シーズンは男子が26日、女子が27日に東京・国立代々木第二体育館で開幕する。25日は会場で前日会見が開かれ、女子で昨季レギュラーシーズン(RS)1位の日本ペイント・芝田沙季、日本生命の篠原夢空、トップ名古屋の南波侑里香、九州の小林りんごが出席。
27日の開幕戦に登場する日本ペイントの芝田は「昨季はプレーオフで負けた悔しさの方が大きかった。今季はレギュラーシーズンとプレーオフで優勝できるように頑張りたい。開幕戦から勢いづけられるようなプレーをしたいと思います」とリーグ初制覇への思いを強めた。対する日本生命の篠原は「『王座奪還』を目指して、明るい雰囲気で引き締まって練習しています。出場したら自分らしいプレーを発揮したいと思います」と表情を引き締めた。今季からパリ五輪銅メダルの早田ひなが新主将に就任。2季ぶり6度目の頂点に挑む。
昨季女王の神奈川の主将・平野美宇は、会見は欠席したが、ビデオメッセージを寄せた。「今季はチーム初の2連覇を目指して頑張りたい。開幕に向けて一丸となって勝利できるように頑張ります」と決意。8月1日に敵地で、京都を相手に今季初戦を迎える。
◆選手の意気込みは以下の通り。
▼トップ名古屋・南波「(木原翔貴新監督は)とにかく優しい方で、冗談も交えつつ、丁寧に技術を教えて下さいます。(新加入の)木原美悠選手はトップでやっている。プレーや雰囲気、いろんな面で引っ張ってくれると思っている。一緒に練習や試合ができるのを楽しみにしています。勝ちにこだわって一丸となって頑張ります」
▼九州・小林「九州カリーナの“カリーナ”は、ラテン語で船の竜骨座を意味している。また、かわいいという意味もあるので、試合中は輝いて、試合以外の時はかわいくあれたらなと思います。昨季は5位に終わったので、今季は名前を変えて、順位を上げられるように頑張りたい」
▼京都・田村「今年のチームの武器は仲の良さとチーム力。昨季は6位でしたが、今年はロゴも変わって、満開の日に一番輝いている桜を入れていただいたので、竹のようにしなやかに伸びて、桜のように選手一人一人が咲いて、上位に行けるように頑張りたいです」
◆リーグの方式 男女各6チームが参戦する8季目は、26日、27日に開幕後、来年3月8日までレギュラーシーズンを行う。内訳は、各チームがホーム12試合、アウェー12試合、セントラルと呼ばれる中立地で1試合の計25試合を戦い、上位各3チームがプレーオフに進んで、頂点を決める。方式はダブルス1試合、シングルス3試合の団体戦で行い、第4試合が終わった時点で2―2の場合、延長戦のビクトリーマッチを実施し、勝敗を決める。