卓球・ノジマTリーグの2025―26年シーズンは、男子が26日に、女子は27日にともに東京・国立代々木第二体育館で開幕。来年3月まで男女各6チームで日本一を争う最高峰リーグの注目選手など、応援アンバサダーに就任した愛称「卓球天使」で人気の菊池日菜(21)が紹介する。

8季目を迎える今季開幕カードは、男子が昨季王者のT.T彩たま―琉球、女子は日本ペイント―日本生命。

 ノジマTリーグ2025―26年シーズンの応援アンバサダーに就任させていただきました。子供の頃からTリーグを見てきたこともあり、本当にうれしいです。女子は27日の開幕戦からすごく楽しみです。

 過去7シーズンは日本生命レッドエルフが5度、昨季を制した木下アビエル神奈川が2度の優勝。私が今季、3チーム目の女王にと期待しているのは、昨季レギュラーシーズン(RS)1位でプレーオフで準優勝した日本ペイントマレッツです。昨季も初優勝まであと一歩でしたし、今季は私と同じ21歳の大藤沙月選手と横井咲桜選手に注目しています。

 大藤選手と横井選手はともに2004年生まれで、女子ダブルスで世界ランク2位のペア。大藤選手は、5月の世界選手権個人戦の混合ダブルスで吉村真晴選手と組んだ“大吉ペア”が銀メダルの快挙でした。本当にすごいですよね。私も青森県の高校でインターハイに出ましたが、2人のプレーを見ていました。21年の女子シングルス決勝は横井選手と大藤選手が対戦して、こんなに強い人たちがいるんだとびっくりしました。

横井選手はラリーが強くて、大藤選手もラリーはもちろん、サーブもうまい。2人ともダブルスも上手だなと思います。

 私の“推し”は昨季RSのMVPで日本生命の笹尾明日香選手です。24年の全日本選手権に出場した時に笹尾選手と一緒に試合を観戦して、それ以来、仲良くさせていただいています。私の仕事もSNSで応援してくださって、本当に優しい方。開幕戦もすごく楽しみです。

 今季も神奈川の平野美宇選手や日本生命の早田ひな選手、トップ名古屋に移籍した木原美悠選手ら多くのトップ選手が参戦します。レベルが高くて、どの試合も目が離せません。応援アンバサダーとして魅力が広く伝わるよう、私も頑張っていきます。

 ◆大会方式 レギュラーシーズン(RS)で5回戦総当たりの25試合を実施。シングルス3試合、ダブルス1試合の団体戦で、最終ゲームは6―6からスタート。2勝2敗で並んだ場合は1ゲームの延長戦(ビクトリーマッチ)を実施。

勝ち点制でRS上位3チームがプレーオフ(PO)に進出。RS2位と3位の勝者がRS1位と優勝を懸けて争う。今季は選手登録の上限が昨季の8人から12人に変更。

 ◆菊池 日菜(きくち・ひな)2004年2月11日、埼玉県生まれ。21歳。中学で卓球を始め、高校は青森の名門・五所川原商(現・下山学園)に卓球留学。現在は東女体大4年。Tリーグ23―24年開幕戦でボールパーソンを務め、SNSで「卓球天使」と話題に。インスタグラムのフォロワー数は約11万6000人。今秋の大学リーグ戦で選手は引退してタレント活動に専念する。155センチ。

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