◆大相撲名古屋場所千秋楽(27日・IGアリーナ)

 東前頭15枚目・琴勝峰(佐渡ケ嶽)は、東前頭筆頭・安青錦(安治川)を引き落とし、13勝2敗で初優勝を飾った。「まだちょっと感情が追いついていない感じです。

それでもうれしいです」と、答えた。

 23年初場所では千秋楽まで優勝争いを展開し、貴景勝に敗れ、11勝4敗で優勝次点となった経験を生かした。「力みすぎないように、思い切っていきました。無意識でよく体が動いてくれた」と振り返った。

 優勝については、13日目くらいから少しずつ意識するようになったという。それでも「土俵に上がったら、しっかり立ち合いで当たることだけを考えた」と言い切った。

 会場には家族が応援に駆けつけた。「どこにいたかわかんないですけど、少しはいい姿を見せることができたかと思う」と照れたように話した。

 今場所は弟の琴栄峰が新入幕を果たした。「とても刺激をもらっています」。今後については「自力をつけて、とりあえず三役、その先を見据えてやっていきたい」と力強かった。

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