◆陸上 全国高校総体 第3日(27日、ホットスタッフフィールド広島)

 男子400メートルリレータイムレース決勝で、前日の100メートルを10秒00で制した清水空跳(しみず・そらと)を4走に擁した星稜高は、40秒45で11位だった。洛南高が39秒49の大会新記録で優勝した。

 400メートルリレーでの目標は8位入賞。届かなかったが、清水は「悔しい部分ではあるんですけど、このチームで全力で走り切れたことが成果だと思います」ときっぱり話した。

 清水は前日の男子100メートルタイムレース決勝で、10秒00(追い風1・7メートル)の日本歴代5位タイ、日本高校新記録、U20(20歳未満)日本新記録、大会新記録、U18の世界記録(10秒06)も更新して優勝。9月の東京世界陸上参加標準記録(10秒00)にも到達し、一躍注目を浴びた。「いろいろな人からおめでとうという言葉やお疲れ様という言葉をいただけて、本当にうれしかった」と反響の大きさを実感。元高校記録保持者の桐生祥秀が自身のSNSで清水を祝福したことについても、「自信になりましたし、うれしかった」とはにかんだ。

 28日は200メートルに出場予定。「100メートルと200メートルで二冠するっていうのが目標。そこを折れずに、優勝していきたい」と言葉に力を込めた。

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