男子バスケットボールのBリーグは28日、B1越谷の安斎竜三監督が選手に対して、怒鳴る、威圧的な態度をとるなど反復継続してハラスメント行為があったとして、3か月の活動禁止と、けん責の処分を科したと発表した。

 Bリーグの調査によると24―25シーズンの試合中、選手が通りすぎたタイミングなど、当該選手が自身に向けられたと認識せざるを得ない状況で「死ね」と発言があったという。

また、今年1月4日のハーフタイム時、ロッカールームにて、特定の選手複数名に対し、「お前、給料いくらもらってんだ、言ってみろ。恥ずかしくないのか」と発言するとともに、その発言に際してロッカーを叩いたり、同2月1日には試合後のロッカールームにて、特定の選手に対し、当該選手に課せられた責任を果たしていない旨の発言をした上で、「言いたいことがあるなら言ってみろよ」、「お前も人間だろ。言ってみろよ」と言いながら詰め寄ったという。

 Bリーグは日常的にハラスメントが繰り返された事案であるにも関わらず、これを把握、改善できなかった越谷アルファーズの監督上の責任は非常に重いとし、クラブに対してけん責および200万円の制裁金を科した。

 さらにB2山形でも所属していたアシスタントコーチが、チームスタッフに対し業務上のミスをした際に、「ポンコツ」、「使えない」、「どんな育て方をしたらお前みたいな人間になるんだ」、「親の顔が見てみたい」といった発言を日常的に繰り返したなどと発表した。クラブに対してはけん責および制裁金100万円を科した。

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