TBS系「THE TIME,」(月~金曜・午前5時20分)は29日、番組公式LINEから参加した視聴者が関心を寄せる「ニュース関心度ランキング」で「アゴダトラブル 悪質仲介業者を直撃」が1位になったことを伝えた。この日は4万7580人がニュースを選び、ランキングが決定した。
このニュースは、世界27か所に拠点を持ち世界600万軒以上のホテル・航空券の予約が可能という大手旅行予約サイト「アゴダ」で予約したはずのホテルが取れていないなどトラブルが相次いでいる問題。中野洋昌国交相は22日の会見で「改善策の進捗状況をしっかり確認させていただいて、必要に応じて適切な対応を行ってまいりたい」と述べた。
番組ではトラブルが続いている理由を巡り日本支社で5年以上の勤務経験があるアゴダ元社員を取材。元社員は「悪質な仲介業者が何種類かあって、どっちかっていうと仲介業者の方がよくトラブっています」と話していた。アゴダは、日本支社の場合、8割がホテルとの直接契約だが2割が仲介業者が契約しているという。
番組では過去にトラブルを起こした仲介業者のひとつ中国深セン(しんせん)にあるという企業を取材。日本のアゴダに掲載するホテルの部屋をどのように確保するか?を聞かれ「私たちはお客様から注文が入らないとホテルを予約をしません」と答えていた。
この販売方法を番組では日本の別の企業を取材し「空室があるホテルしか販売しないのでそれは100パーセントないです」と証言した。
仲介業者のひとつである中国の企業は、予約が入った部屋を確保できなかった場合の対応を「仮にホテルがとれない時は同じ料金のホテルを紹介すればいいと思っています」と答えていた。
一連の問題に対しアゴダはホームページ上で「アゴダは6月26日付で特定の第三者サプライヤー(代理業者)経由の在庫の取り扱いをプラットフォーム上で停止いたしました。観光庁と緊密に連携しながら継続的な改善を進めています」と掲載したことを番組は報じていた。
総合司会を務める安住紳一郎アナウンサーは、このニュースを伝える際に「ホテルを取ったのに当日、旅行先で部屋が予約されていなかったというトラブルが多発しているということなんですね。