バレーボール女子日本代表は29日、ネーションズリーグ決勝大会(27日閉幕、ポーランド)を終えて成田空港に帰国。準決勝でブラジル、3位決定戦でポーランドの強豪に惜敗し、昨年の銀に続く2大会連続の表彰台に届かなかったが、28年ロサンゼルス五輪に向けた新体制で、4位に入った。
フェルハト・アクバシュ監督の新体制で、主将に就任し、初めての大会を終えた。「自分自身、初めて役割をもらって臨んだ大会だったけど、自分だけではなく他の選手とか、すごく周りからサポートしてもらった。支えてくれるからこそ、自分のプレーに集中しながらチームを見ることができたと思います。自分だけではなく、他の選手、スタッフの支えがあって、ここまでできたと思います」とうなずいた。
関菜々巳(アルシーツィオ)は、効果的なトスを平均して上げているかを数値化したベストセッター部門で1位に立った。「悔しいけど、大会全体を通して考えてみれば、本当にたくさんの収穫があった。ポジティブな結果だと思います。新体制になってこれからどうなっていくのかと個人個人が少しずつ不安も抱えていたけど、試合を重ねるごとに自信を持ってプレーしていたから、こういう結果になったと思います。メダルは取れなかったけど、どの選手がコートに入っても自分たちのプレーができたのは収穫だと思います」と前向きに見据えた。
次なる戦いは8月22日開幕の世界選手権(タイ)だ。アクバシュ新体制の戦いはここからだ。