◇競泳 世界選手権 第4日(30日、シンガポール)

 男子200メートル個人メドレー予選が行われ、日本勢は初出場の牧野航介が全体2位、パリ五輪で400Mメダリストの松下知之(ともに東洋大)が10位で、上位16人による準決勝に進出した。

 世界水泳は初めて臨んだ松下は、前半から落ち着いたレース運びで実力者のフォスター(米国)と並んで泳ぎ、1分58秒28。

予選3組を3位でタッチした。今季ブレークした牧野は、ジュニア時代も含めて初代表。最終組に登場し、五輪王者のマルシャン(フランス)が抜け出す中、得意の自由形で追い上げてマルシャンに続いて2位でタッチ。1分57秒74と堂々の泳ぎを見せた。

 松下は、レース後のインタビューで「ひとまず安心。タイムはまずまず。昨日の村佐選手をはじめ、いいレースをみせてくれていたので、やる気はすごくあった。準決勝では、しっかり自己ベストに近いタイムで泳いで、決勝に進めるように泳ぎたい」とコメント。牧野も「世界王者とようやく一緒の舞台で泳げることはうれしいことだけど、今後負ける訳にはいかないので。まだ改善できるところがあったので、ここから上げていけたら。家族総出で応援にきてくれているので、結果で恩返しできたら」と、午後の準決勝へ気持ちを高めた。

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