7月26日から9月7日まで札幌競馬場で夏競馬が行われる。8月3日にはクイーンS・G3も行われる札幌で、夏競馬を盛り上げてくれる誘導馬を取材した。
札幌競馬場の乗馬センターに入ると、ピカピカの馬体が美しい、個性豊かな誘導馬たちがズラリ。札幌競馬場業務課の佐藤武美さんに馬の説明をしていただいた。
1番人気の誘導馬は、ライトオンキュー。2019年の京阪杯・G3の勝ち馬で、「すごく真面目な性格」だという。最初はうるさい面もあったが、すぐに『ここはおとなしくしていい場所なんだ、暴れなくていい場所なんだ』と理解して、現在はおとなしく誘導馬として活躍してくれています」。愛称は「キューちゃん」で、「馬房で名前を呼ばれると、つい振り返っちゃう」というかわいい一面も。「お花を食べるのが最近のブーム」というのがリグージェ。性格は少し気難しい部分があるが、誘導馬の素質はものすごく高く、「頭がいい。賢いですね」と佐藤さんも絶賛。
美しい芦毛に、ゴマフアザラシのような点々がチャームポイントのリーゼントブルース。佐藤さんのイチオシは、フェスティヴキング。「競走馬としては未出走も、性格がものすごく温厚なので、6歳と誘導馬としては若い年齢ながら、最前線で活躍してくれています」。
佐藤さんは「今年も札幌競馬開催にあたって、乗馬センターの誘導馬たちが一生懸命誘導するので、その姿を温かい目で見守っていただければありがたいです」と、誘導馬たちの活躍を願った。