フェンシング世界選手権最終日が30日、ジョージア・トビリシで開催され、男子エペ団体決勝で浅海聖哉、加納虹輝、山田優、古俣聖で臨んだ日本が、ハンガリーを45―35で倒し、悲願となる初の金メダルに輝いた。加納は個人、団体での2冠の快挙を達成した。

加納は日本協会を通じ「個人に続き、団体も優勝することができてこれ以上ない結果を残すことができました。日本男子エペの歴史に残るような大会にすることができ、非常にうれしく思います」とコメントした。

 香港との準決勝では、5点を追う展開でアンカー加納がバトンを受け取り、11得点の追い上げを見せて延長戦に持ち込んだ。エースが1本勝負の延長を制し、決勝進出。決勝では昨夏のパリ五輪決勝で敗れていたハンガリーに雪辱し、初のタイトルを手にした。21年東京五輪金、パリ五輪銀メンバーの山田は「去年、パリの舞台でとれなかった金メダルを取ることができてうれしいです」とコメントした。

 ▼加納「応援ありがとうございました。個人に続き、団体も優勝することができてこれ以上ない結果を残すことができました。日本男子エペの歴史に残るような大会にすることができ、非常にうれしく思います。今回も日本男子エペのチーム力が存分に発揮された試合になりました。来シーズンもこの調子で盛り上げていけるよう引き続き頑張ります」

 ▼山田「去年、パリの舞台でとれなかった金メダルを取ることができてうれしいです。苦しいときでも最後まで信じることの大切さを改めて感じた1日でした。

ロスオリンピックまで残り3年。それぞれがもっといい試合できるように頑張ります。応援ありがとうございました」

 ▼古俣「団体戦においては、世界選手権で金メダルを獲得し、最高の形でシーズンを締めくくることができました。来シーズン以降も好成績を残し続けられるよう、また日本に帰って練習に励みます。今大会もたくさんの方々に応援していただき、本当にありがとうございました」

 ▼浅海「世界選手権男子エペ団体において金メダルを獲得することができました。今まで競技を支えて下さった全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。日本男子エペの年間、世界ランキング1位に貢献できたことも大変うれしく思います。応援ありがとうございました」

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