芸能事務所LDHの公式サイトが31日に更新され、タクシー運転手への暴行・脅迫容疑で書類送検された「三代目J SOUL BROTHERS」のメンバー・今市隆二について説明し謝罪した。トラブルとなったタクシー会社と示談が成立していることや、今市に報酬返上と自宅謹慎の処分を下したことも発表した。

 「三代目J SOUL BROTHERS 今市隆二に関するご報告」と題した文章をアップ。「このたび一部報道がございました今市隆二に関しまして、以下の通りご報告申し上げます」と書き出し、「本年4月上旬、本人が酒に酔った状態でタクシーに乗車した際、同乗していた友人との間で口論となり、その結果、車内外において乱暴な言動をとるという、誠に不適切かつ社会的に看過できない行動があったことが判明いたしました」と説明した。

 「まずは、タクシー乗務員様をはじめ、当日ご迷惑をおかけしたすべての関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます。当該行為は、本人が同乗者との間で感情的になったことに起因しておりますが、そのような事情の有無にかかわらず、第三者である乗務員様にご不安とご心痛の念を抱かせてしまい、さらには業務に支障をきたす結果となってしまいましたことを、重ねて深くお詫び申し上げます」と謝罪。「本件につきましては、4月中に本人よりタクシー会社様へ謝罪と示談の申し入れを行い、現在、当該会社様との間では既に示談が成立しております」と伝えた。

 「ご多忙のなか誠実にご対応いただき、またご寛恕(かんじょ)を賜りましたことに、改めて深く感謝申し上げます。なお、乗務員様に対しても、本人から真摯(しんし)な気持ちで謝罪と和解の申し入れを行っており、今後も誠意ある対応を続けてまいります」とし、「弊社といたしましては、今回の件を社会的信頼を大きく損なう重大な問題であると真摯に受け止めております」という。「事実関係を確認後、直ちにコンプライアンス委員会を開催し、本人に対して報酬返上と自宅謹慎を含む厳正な処分を実施いたしました」と処分内容も発表。「本人も現在、今回の行為の重大性を深く認識し、日々自らの行動を省み、反省に努めております。弊社といたしましても、再発防止策の徹底およびコンプライアンス意識のさらなる向上に、より一層注力してまいる所存です」とつづった。

 そして「また、今回の報道により乗務員様、タクシー会社様をはじめ関係者の皆様のプライバシーが侵害されることのないよう、弊社としても最大限の配慮を行ってまいります。平素より温かく応援くださっている皆様、並びに関係各位の皆様の信頼を回復できるよう、本人はもとより、弊社一丸となって誠心誠意努力を重ねてまいります。

このたびは、多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたこと、改めて心より深くお詫び申し上げます。誠に申し訳ございませんでした。令和7年7月31日 株式会社 LDH JAPAN」と重ねて謝罪した。

 今市は4月5日午前5時ごろ、東京都内を走行中のタクシー内で男性運転手を脅して暴行した疑い。捜査関係者によると、今市は飲食店から帰宅するために乗車。酒に酔っていたとみられ、運転席と後部座席の間にあるアクリル板を殴ったという。

 これを受け、被害者代理人弁護士として、レイ法律事務所(担当弁護士:河西邦剛氏、西山晴基氏)は31日に声明を発表。「タクシー乗務員である被害者の事実認識」として、2人に面識はなかったことや、今市氏を刺激する言動を行ったり接客態度を指摘されたという事実は一切なく、一方的に行為を受けたと説明した。

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