◆第17回レパードS・G3(8月10日、新潟競馬場・ダート1800メートル)1週前追い切り=7月31日、美浦トレセン

 前走の皐月賞は9着で、初めてダート戦に挑むヴィンセンシオ(牡3歳、美浦・森一誠厩舎、父リアルスティール)が、Wコース単走でしっかりと追い切られた。6ハロン82秒7―11秒9をマークして、ラストは強めに追って負荷をかけた。

森一調教師は「この馬の課題がメンタル面で、併せ馬だと気持ちの高ぶる面を考慮して単走でやりました。全体時計としては上々で、しまいは鈍いところがあったのですが、単走のぶんと馬場も少し荒れてきていたので。あとは週末、来週と追い切れば、十分な仕上がりになると思います」と合格点を与えた。

 デビュー2連勝で葉牡丹賞を2歳コースレコード(中山・芝2000メートル=1分58秒8)で勝利して、報知杯弥生賞ディープインパクト記念でも2着に好走した実力派。今回は初めての砂投入となる。指揮官は「デビュー前からダートという選択肢は頭のなかにはありました。馬の回復具合であったり、3歳限定の重賞があるというところで、いろいろなタイミングや状態面を考慮して、オーナーサイドと協議して決めました」と説明した。

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