「支援を必要としている子どもたちの力に」壮絶な生い立ち明かした横山裕が２４時間テレビランナーに決定
初のチャリティーランナー決定を喜ぶ横山裕（カメラ・頓所　美代子） 画像（1枚）

　ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴの横山裕（４４）が、今年の日本テレビ系「２４時間テレビ４８―愛は地球を救う―」（８月３０、３１日）のチャリティーマラソンランナーを務めることが３１日、明らかとなった。同日に生出演した同局系「ヒルナンデス！」内で発表した。

２０１１、１４年にグループでメインパーソナリティーを務めたが、ランナーは今回が初めて。

　「ヒルナンデス！」終了間際、出演者の中にランナーがいるとアナウンスされた。ドラムロールが流れる中、横山は自らに指を向け「あ、俺です」とあっさり名乗り出た。驚く共演陣を横目に「余裕があれば（ゴール前に）一回家に帰ったろうかな」と涼しい顔を見せた。

　お茶の間では飄々（ひょうひょう）とした雰囲気をまとう人気アイドルの印象もある一方、今回のマラソン挑戦には実人生とリンクした強い思いがある。幼い頃に両親の離婚や再婚を経験し、シングルマザーだった母親が病気に。横山は工事現場で働きながら２人の弟の面倒を見たが「弟は養護施設に行くしかなかった。もどかしく、経済的にも不安の中で生きていた」。

　今年２月、嵐・櫻井翔がＭＣを務める同局系特番で語った壮絶な生い立ちが反響を呼び、ランナーのオファーが舞い込んだ。迷いは一切なく「僕と似た境遇の方がたくさんいることを知ってもらうきっかけになれば。僕が走ることで今、支援を必要としている子どもたちの力になりたい」と即断した。

　現在ソロツアー中で多忙を極めるものの「６月から練習を始めていて今日もジムで１０キロ走った。

普段から週３～４日走っているしサウナが大好きで暑い中、汗をかくのは全然苦じゃない。不安がないことが、不安なくらい」と自信十分だ。

　本番の走行距離は未定だが、１４年にランナーを務めた当時ＴＯＫＩＯ・城島茂の“１０１キロ”超えを掲げ「リーダーがゴールした時にすごく感動した。そこは超えたい」と意欲。「絶対完走します。走る意味がちゃんとあるので」と静かにうなずいた。（奥津　友希乃）

　◆横山　裕（よこやま・ゆう）１９８１年５月９日、大阪府生まれ。４４歳。９６年、事務所入所。２００２年、「関ジャニ∞」を結成し、０４年８月「浪花いろは節」でデビュー。ドラマ、映画、舞台などで俳優としても活躍。１１年から日本テレビ系「ヒルナンデス！」木曜レギュラー。

２４年２月、グループ名を「ＳＵＰＥＲ　ＥＩＧＨＴ」に改名。主な出演作はＮＨＫ連続テレビ小説「舞いあがれ！」（２２年後期）、Ａｍａｚｏｎオリジナル「私の夫と結婚して」（２５年６月）など。

　〇…同番組は昨年から「目的別募金」を開設。昨年はタレント・やす子（２６）が、「マラソン児童養護施設募金」のためにマラソンを完走した。今年は横山の思いを受け、「マラソン子ども支援募金」を開設し児童養護施設だけでなく、より広い支援を目的とする予定だ。

編集部おすすめ