東海大静岡翔洋高の女子硬式野球部を取材し「野球にかける思い」を聞いてきました。静岡市清水区三保のグラウンドへ練習を見に行くと、とにかく選手たちの笑顔が明るくて、楽しそう。
2020年にわずか3人の同好会としてスタートしましたが、今では部員が69人! チームの雰囲気がSNSなどで広まり、県外からも多くの選手が集まっています。キャプテンの3年生・富樫里彩選手も、三重県から静岡へ来て寮生活を送っています。
集大成となる全国高校女子硬式野球選手権の結果は、準々決勝で惜しくも敗退。富樫さんは「勝ちきれなくて悔しいけど、成長することもたくさんあった。支えてくれた人たちへの感謝を忘れず、これからも頑張りたい!」と達成感あふれる笑顔を見せてくれました。
群馬県から来た副キャプテンの長瀬陽菜選手は「つらいことがあっても壁を乗り越えたときに、成長できると感じるのが野球。プロ入りを目指している」と目を輝かせます。まだまだ競技人口が少ない女子野球ですが、彼女たちの野球愛に触れて、今後ますます、女子野球が広がりをみせていくような気がしています。