Boys beの中川惺太(16)が、メンバー8人で挑む夏の大阪松竹座公演「Boys be 8 Summer Live」(8月22~31日)に向け、日々汗を流している。「自分たちで考えてつくったライブなので、僕たちらしさはセットリストにも表れているのでは」と自信たっぷり。
―グループ加入は他のメンバーから遅れて2021年だった。
「約1年ぐらい遅れて入りました。いきなりボイビ(Boys be)の雑誌撮影に来てくださいと言われて。サッカー部の練習が終わって携帯を見たら、マネジャーさんから土曜日に来てくださいと入っていて。『みんながえ?ってなると思いますが、気にせず来てください』って。なんやろ?と思いながら行くじゃないですか。そうしたらみんな『なんでおんの?』ってなって。いや、僕もほんまに分かれへんねんと。雑誌の撮影中に、何かあると思っていたんですよ。撮影前か途中に『加入ですよ』みたいなのがあるんかなって思っていたら、撮影が終わってもなかったんです」
―どうやって知ったのか。
「全員が帰ろうとしている時に、丸岡晃聖が『惺太ってBoys beに入るんですか』って大人の人(スタッフ)に聞いてくれて、『そうそう』って。
―加入当初は。
「最初はマジで全然なじめなくて。みんなは1年そのメンバーでやっていて、僕は次のグループに入りたいって頑張ってたので、最初全然面識のない人ばっかり。面識がないというより、あんまりしゃべらない人ばっかりでした。でも22年くらいにメンバーの嵜本孝太朗が絡んでくれて、そこから本当の自分を見せられるようになりましたね。めっちゃコミュニケーションをとってくれたので、すごく感謝しています」
―入所当時は前に出るタイプではなかった。
「マジでずっと隅っこで座ってるみたいな人でした。意識が変わったのは最近になっちゃうんですけど、山中一輝が(Boys beから)AmBitiousに移った昨年の春ですね。めっちゃ仲が良かったので。自分ってこれからどうしたらいいんやろうなと思った時に、結構なんか意識が変わりましたね」
―自分の見てほしいところは。
「頑張っているところを見てほしい。
―誰にも負けない一番の推しポイントは。
「ファンサービスは絶対にします。無視はないです。うちわを見てやめようは絶対にないです。僕がファンサしないってことはほんまに気づいていない。だからしてもらえなかったとは思わないでほしいな。個人的には、ライブでみんなにかける時間っていうのは多少前後はしちゃうと思うんですけど、やっぱり同じであるべきなんかなと思ってるので」
―ファンがうちわに記した細かい文字も読める。
「速読をやっていて、文章を速く読めるので、5行ぐらいならギリいけます。10行はしんどいですね。1回、12行ぐらいの人がいて、ちょっと無理でした(笑)。うちわは5行以内でお願いします。それなら確実に読めるから」
―速読は習っていた。
「塾みたいなところに行かせてもらっていて、結構速く読めます。iPadを持って文章を読んだり、めっちゃ速く動く点を目で追ったりとか、そういうのを小4くらいから中3くらいまでやらせてもらっていたので。恩恵を感じるのは国語ですね。結構早く読み終わります」(続く)
◆中川 惺太(なかがわ・せいた)2009年3月28日、大阪府生まれ。16歳。19年に関西Jr.として活動開始。21年に関西Jr.内ユニット「Boys be」のメンバーに選出される。得意なことはダンス、笑顔、大阪環状線の全駅名を10秒以内に言い切ること。