歌舞伎俳優の坂東巳之助、中村隼人が3日、東京・歌舞伎座で初日を迎えた「八月納涼歌舞伎」(26日千秋楽)の第1部「男達(おとこだて)ばやり」に出演した。

 巳之助演じる町奴(まちやっこ)の朝日奈三郎兵衛と隼人演じる旗本の三浦小次郎義也による対立、人助けの手柄を取り合う様子を描いた物語。

1994年の国立劇場以来、31年ぶりの上演となる。巳之助は開演前に行われた劇場前イベントで「『男たちばやり』ではなく、『男だてばやり』です」とアピール。隼人は「町奴と旗本、身分が違う男同士の対比が見どころです。31年ぶりの上演ですが、次はもっと早く再演できるように頑張りたい」と抱負を語った。

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