昨年のパリ五輪日本代表で主力として出場したFC東京のDF木村誠二(23)がベルギー1部・ウェステルローに完全移籍することが5日、決定的になった。FC東京から同日、海外移籍を前提にチームを離脱することが発表された。

同クラブには元G大阪FW坂本一彩(いさ、21)が在籍している。

 木村は身長186センチのセンターバックで対人の強さと正確なフィードが持ち味。FC東京の下部組織から2020年にトップ昇格。昨年は期限付き移籍先の鳥栖(当時J1)で26試合に出場した。FC東京に復帰した今季、前半戦でリーグ9試合に出場したが、中盤以降はベテランDF森重真人の復帰や元デンマーク代表DFショルツの加入などで出場機会を失っていた。

 この夏、J1クラブから欧州リーグへ挑戦する日本人は、DF高井幸大(トットナム)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)、MF川崎颯太(マインツ)ら11人。木村の移籍が正式決定すれば、12人目となる。

 ◆木村 誠二(きむら・せいじ)2001年8月24日、千葉県生まれ。23歳。FC東京の下部組織を経て、20年トップチーム昇格。京都、相模原、山形へそれぞれ育成型期限付き移籍を経験し、24年は期限付き移籍先の鳥栖でプレー。世代別の日本代表にも選出され、昨夏のパリ五輪では3試合に先発し、8強入り。

J1通算49試合出場1得点。186センチ、80キロ。

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