J1東京Vは6日、日本代表DF綱島悠斗が、ベルギー1部アントワープに完全移籍することが決まったと発表した。
クラブを通して、綱島は以下のコメントを残した。
「このたび、ベルギーのロイヤルアントワープFCに完全移籍することになりました。しっかり挨拶ができずに、このような報告になってしまい申し訳ありません。
僕が1番伝えたいことは感謝の気持ちです。
チームとしては難しいシーズンとなっている中、オファーをいただいた時は正直即答することができませんでした。そんな中、中村社長や城福監督、全てのヴェルディスタッフの方々が背中を押して、快く送り出してくれました。
チームの目標より個人の野心を優先させてしまって申し訳ありません。
2023シーズンから東京ヴェルディに加入して2年半が経ち、目標にしていたヨーロッパ移籍を実現することができましたが、その道中はとてつもなく辛い経験をしました。
そんな中、熱心にご指導してくださった城福監督やコーチングスタッフの方々、常に体のケアをしてくださったメディカルスタッフの方々、誰よりも遅くまで仕事をして誰よりも早く来てサポートしてくださったマネージャーやエキップメントマネージャーの方々、そしてどんなに辛い時でもかっこいい背中を見せ続けてくれて、僕が落ち込んでいる時に声をかけてくれて、もっとやらないとなと思わせてくれた最高のチームメイト、毎試合全力で応援してパワーを選手にたくさん与えてくださる最高なファン・サポーターの方々、本当にたくさんの人に支えてもらっていることを実感しています。
プロキャリア1年目を東京ヴェルディでプレーできたこと、本当に良かったと思います。ヴェルディではなかったら今の自分はいなかったと思います。だからこそ、東京ヴェルディに関わる全ての人に感謝しています。
僕が愛する『東京ヴェルディ』を離れることに凄く寂しさや悲しみがありますが、僕の野心を達成するには、このタイミングを逃すことはできないと思いました。
皆さんの力がとても選手にパワーを与えています。これからも、東京ヴェルディに大きなパワーを与えてください。そして、城福監督と選手たちと共に超野心的な目標を達成してください。
皆さんなら絶対に達成できる!
頑張れ!
僕も野心に向かって一歩ずつ歩んで行きます!!!
また、皆さんに会える日を楽しみにしています!行ってきます! 緑のハート。」 綱島は東京Vの下部組織から国士舘大を経て、23年に東京Vに入団。登録はMFだが、現在は3バックの右や中央を主戦場とする188センチの大型DFで、初のJ1だった昨季30試合2得点で6位と大躍進したチームで存在感を放ち、今季もここまで23試合で3得点1アシストをマーク。7月のE―1選手権では代表デビューも飾っていた。
6月にFC東京から加入したGK野沢大志ブランドンとチームメイトとなる。