◆第105回 天皇杯▽ラウンド16 山形―浦和(6日・NDスタ)

 浦和は天皇杯の山形戦に2―1と勝利し、優勝した2021年以来のベスト8入りを果たした。前半に先制を許したが、後半にMF金子拓郎のゴールで同点に。

後半40分にはこの日25歳の誕生日を迎えたFW小森飛絢のゴールで勝ち越しに成功した。浦和は23年の天皇杯で一部サポーターの暴力行為などがあり、24年の参加資格は剥奪(はくだつ)されたため、今季が2年ぶりの参加。クラブW杯出場のため、16強からのシード参戦となり、迎えた初戦で苦戦しながら勝ち上がった。

 9日にはJ1リーグの横浜FC戦も控える中、浦和スコルジャ監督は元日本代表MF原口元気を5月24日の名古屋戦以来の先発に送り出すなど、7月27日の福岡戦から4人のメンバー入れ替えを選択。しかし前半10分、サイドからのクロスを山形FW国分伸太郎に決められ、先制を許した。リーグ戦では今季わずか1勝と苦手とするアウェー(天皇杯は中立扱いも会場は山形のホームスタジアム)で、前半は1点のリードを許して折り返した。

 しかし後半16分。ロングボールのこぼれ球を拾ったFWチアゴサンタナが右サイドにボールを送ると、後半開始からピッチに入ったMF金子拓郎が得意のカットインから左足でゴール右隅に決めて同点に。そして後半40分、中盤でパスカットしたMF安居海渡の縦パスを受けた小森が右足を振り抜くと、相手DFをわずかにかすめたシュートがゴール左に吸い込まれ、これが決勝点となった。

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