元タレント・中居正広氏と元フジテレビ女性アナウンサーとのトラブルを巡る一連の問題で、女性側の代理人弁護士が6日、コメントを発表した。同日配信された「週刊文春電子版」の内容を受け、中居氏側が発表した声明文に反論した。
中居氏の代理人サイドはこの日、「週刊文春電子版」が報じた「中居正広『性暴力』の全貌がついに分かった!」との記事について、「この事案については一般的に性暴力という言葉から想起されるような行為ではなく、また不同意によるものではなかった」と主張。「相手方代理人においては、相手方女性に対して守秘義務を遵守させるべき立場にありながら、結果として週刊誌等の第三者媒体による情報開示が継続的に発生しておりますことは、極めて遺憾です」などと声明文を発表した。
これを受け、女性(Aさん)の代理人弁護士は実名でコメントを寄せ、「Aさんも当職も守秘義務に反する行為は今回もこれまでも一切しておりません」と否定。「にも関わらず、中居氏代理人らがこのような記載を含む文書を公表されたことは極めて遺憾です。むしろ、本事案について『不同意によるものではなかった』と中居氏代理人らが本文書中で言及したことの方が守秘義務違反に当たるのではないかと考えます」などと強調した。
◆女性代理人コメント
令和7(2025)年8月6日付の中居正広氏代理人らの文書について
8月6日公開『週刊文春電子版』の中居正広氏をめぐる記事に関し、中居氏代理人らは所属事務所のホームページ上に文書を掲載しました。その中に、あたかも被害女性であるAさんや代理人である当職が守秘義務に違反しているかのような表現がありますが、Aさんも当職も守秘義務に反する行為は今回もこれまでも一切しておりません。そのことは中居氏代理人らにも事前に説明したところです。
にも関わらず、中居氏代理人らがこのような記載を含む文書を公表されたことは極めて遺憾です。むしろ、本事案について「不同意によるものではなかった」と中居氏代理人らが本文書中で言及したことの方が守秘義務違反に当たるのではないかと考えます。
中居氏側は、これまで公表した文書においても事実と異なる内容を述べてAさんに対する二次加害を行ってきました(5月30日付の文書に対する当職のコメントをご参照下さい。)が、今回の中居氏代理人らの文書をきっかけにAさんに対する誹謗中傷、攻撃がまた激しくなることが強く懸念されます。
被害女性A代理人 弁護士 菅沼 友子