J1鹿島は7日、天皇杯4回戦福岡戦(3〇2)での勝利から一夜明け、10日のFC東京戦(味スタ)に向け、茨城・鹿嶋市内で調整を行った。
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鈴木優磨、レオセアラら福岡戦で出場時間が長かった選手が別メニュー調整となる中、ユースの選手も多く参加する形でトレーニングを実施した。
その最後のメニューとしてゲーム形式の実戦がトップチームvsユースの構図(GK除く)で行われ、ここでユース組で出場した17歳のFW吉田湊海が2得点と気を吐いた。
右サイドに流れ、そのままカットインから利き足とは逆の左を振り抜いてネットを揺らすなど、風格すら漂うプレーで存在感を示した。
鬼木達監督は「シュートの質は、人とは違うなと。自分も選ぶ立場ですけど…試合で見たいですよね」と笑顔を浮かべながら目を細めた。
初優勝を果たしたクラブユース選手権(U―18)で2年連続得点王に輝いた高校2年生。4月の横浜FC戦でクラブ最年少出場記録(16歳9か月14日)でJ1デビューを果たしているが、出場はこの1試合のみ。吉田も「トップチームにもっと絡んでいきたい」と意気込みを語っている。
指揮官は「もっともっとやって欲しい部分はあります」とさらなる成長を期待しつつ「練習で結果を残し続けることが大事。結果を残し続ければ(リーグ戦起用の)可能性は全然あります」とうなずいた。