大相撲の夏巡業が7日、茨城・古河市で行われた。横綱・大の里(二所ノ関)は稽古では基礎運動に加えて、十両・欧勝海(鳴戸)に対してぶつかり稽古を行った。
部屋は同じ茨城にあり、師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)も来場。「(29日には茨城・)牛久巡業もある。盛り上がっていると思う」とうなずいた。この日は左足を痛めて名古屋場所を途中休場した横綱・豊昇龍(立浪)が合流。大の里が昇進後、巡業で初めて東西の横綱が土俵入りを披露した。
7日に地元の石川県内で線状降水帯が発生。金沢市などで記録的大雨となった。大の里も津幡町の実家に連絡し、無事を確認した。故郷を心配し、「(25日に)金沢でも巡業があるし、みなさんにいい姿をみせられたらいい」。最高位昇進後の初めてとなる地元での巡業で勇気を届ける決意を示した。