第105回・天皇杯、全日本サッカー選手権大会の準々決勝以降の組み合わせ抽選会が7日、都内で行われた。準々決勝は8月27日に行われる。

対戦カード、会場は以下の通りに決まった(1試合は未定)。元日本代表DF中沢佑二さん(元横浜FM・第93回大会優勝)がゲストドロワーで登場した。

▼準々決勝(8月27日)

【M81】〈1〉町田―鹿島(Gスタ)

【M82】〈2〉FC東京―浦和(埼玉)

【M83】〈3〉相模原―神戸(レモンS)

【M84】〈4〉(東京V・名古屋の勝者※)―広島(会場調整中)

※東京V―名古屋は8月13日に対戦

▼準決勝(11月16日)

【M85】〈1〉の勝者―〈2〉の勝者(未定)…A

【M86】〈3〉の勝者―〈4〉の勝者(未定)…B

▼決勝(11月22日・国立)

【M87】Aの勝者―Bの勝者

◆中沢佑二さんの大会展望

 「(町田と鹿島が準々決勝で対戦し)この2チームはリーグでも上位を争っていますので、すごく面白い戦いになるのかなというところ。SC相模原さんが、リーグ首位のヴィッセル神戸さんと戦いますので、ここの戦いも見物ですね。負けたら終わり(の一発勝負)なので、やろうと思えばいくらでも勝負の仕方としてはありますので、相模原さんもチャンスがないわけではないと思います。

 (昨日は、前年覇者の神戸が東洋大とPK戦突入直前まで同点と苦戦するなど)やはり下のカテゴリーのチームは、これをチャンスだというところで、いつも以上に力を発揮することがたくさんあります。僕も過去そういったチームに、たくさん苦しめられました。天皇杯の戦いは、本当にここからでも何が起こるかわからない大会。ハラハラドキドキがまだまだ続くんじゃないでしょうか。

 天皇杯で新しく使われる選手も、若手も含めて多くいると思います。そういったラッキーボーイが出てくるチームが強いのかなと思います。リーグ戦とも並行して戦っていく中で、どれだけコンディションが整えられるかというところ、監督のチームマネジメント力も出てくるのかなと思います。

延長戦での体力面や、PK戦のことも考えた時に選手交代をどうするかということも監督の手腕にかかってきます。いろんな面白い采配が見られるのかなと思います。

 (ここまでは)勢いで来られるところもあったと思いますが、ここからはリーグ戦(終盤)もありますし、首位のチームや上位争いのチームはリーグも取らなきゃいけない。本当にハードなスケジュールで、コンディションを整えるのも非常に難しくなります。一発勝負ですから、トーナメント用の戦い方をしてくるチームもあります。ここからが本当の強さが出てくる勝負になるのかなと思います」

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