2026年度前期のNHK朝の連続テレビ小説「風、薫る」の追加キャストが8日に発表され、お笑いトリオ「ネプチューン」原田泰造が牧師役で出演することが明らかになった。

 ヒロイン・大家直美(上坂樹里)を見守る牧師・吉江善作役。

キリスト教の牧師で 4 年前に直美を引き取って以来、直美をそっと見守ってきた。自立したい直美の意思を尊重して別々に暮らしているが、常に直美のことは気にかけている…というキャラクターだ。

 俳優としても活躍する原田は「まさか自分に牧師の役がくるなんて想像したこともありませんでした」とびっくり。「吉江は、誠実ながらも少し頼り甲斐のない真面目な印象で、無償の愛を持っている人だと思います。そんな吉江を演じられるのが今からすごく楽しみです。吉江のセリフを通して、誰かの心が軽くなる瞬間があったらなぁと思います。直美役の上坂さんとは前に親子役で共演したことがあるので、今回また一緒にできてうれしいです。朝のひと時、ぜひ一緒に温まりましょう!」とコメントした。

 朝ドラの出演は13年後期「ごちそうさん」以来2度目となる。

 114作目となる朝ドラ「風、薫る」は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治時代に、正式に看護学を学んで「トレインドナース」となった、大関和さんと鈴木雅さんがモデル。女優の見上愛と上坂(こうさか)樹里がダブルヒロインを務める。見上は不運が重なり、若くしてシングルマザーになった看護師・一ノ瀬りん役。

上坂は、生まれてすぐに親に捨てられ、教会で育った大屋直美役。2人のヒロインが登場する作品は08年後期「だんだん」以来となる。

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