落語家の7代目三遊亭円楽が8日、落語芸術協会に7月1日付けで客員演者として入会したことを受け、都内で会見を行った。9月から寄席で襲名披露興行を行う。
円楽は「寄席で披露目ができるのは夢であった。道をつけてくれた6代目には感謝しますし、それ以上に春風亭昇太会長はじめ、落語芸術協会の皆様の懐の深さに感謝しております」と心を込めた。
2月に襲名した円楽。客員演者として襲名披露興行を行うこととなった。寄席(定席)は基本的には落語協会と落語芸術協会しか興行が打てない形となっている。先代の6代目円楽が落語芸術協会の客員演者となっていた背景がある。
父で兄弟子の三遊亭好楽は「こんな幸せなことはない。感謝をしながら興行をもり立てようと思います」と話した。
5月に末廣亭の社長から話があり、実現したという今回の興行。9月は地方興行が詰まっているというが、昼に地方興行をやり、夜に新宿に戻ってくるというスケジュールで行う。日替わり出演にも神田伯山など豪華な面々が登場。9月6日には現在、坐骨神経痛で休養中の立川志らくも出演を予定している。
襲名披露は9月1日~10日新宿末廣亭・夜の部、9月11日~20日浅草演芸ホール・夜の部、12月11日~20日池袋演芸場・昼の部。