◆卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第2日(8日、横浜BUNTAI)
女子世界ランク日本勢最高6位の張本美和(木下グループ)は、シングルス1回戦に臨み、昨夏パリ五輪女子団体と混合ダブルスで銅メダルを獲得した世界ランク17位の申裕斌(シン・ユビン、韓国)に3―2で競り勝って2回戦に駒を進めた。
9日の2回戦はパリ五輪女子シングルス銅メダルで世界13位の早田ひな(日本生命)との対戦が決まった。
申との1回戦は、第1ゲーム(G)でいきなり圧倒。威力のあるフォアドライブで相手を翻弄(ほんろう)した。2―2から8連続ポイントで一気に突き放し、11―3と力を示した。
第2Gは一転して接戦に。中盤は8―4とリードを奪ったが、徐々に差を詰められた。10―9とされ、タイムアウトを要求するも、逆に10―11と追い詰められた。相手のミスで11―11と追いつくと、スマッシュを決めてガッツポーズ。粘りを見せたが、最後は相手のボールがネットインし、13―15と落とした。
第3Gは再び序盤から力強いスマッシュを決めた。だが、相手も負けじと一瞬の隙を逃さず、攻めのプレーで張本を追い詰めた。
第4Gは前半、5―3とリードを奪っていた張本。だが、突如流れが一変した。自身のミスや、相手のスマッシュで8連続得点を許した。5―11と落とし、フルゲームに。
最終第5Gは切り替え、序盤から息を吹き返した。攻めのプレーでいきなり4連続得点。その後も速いラリーをものにするなど得点を重ねた。8―4からは相手のラケットにあたり、高く上がるほどの強烈な一撃を披露。そのまま押し切り、2回戦に駒を進めた。