大相撲名古屋場所は7月27日に千秋楽を迎え、琴勝峰(25)=佐渡ケ嶽=が史上38回目の平幕優勝を飾った。新会場のIGアリーナで開催された15日間で取材班が聞いたしびれる名言、味わい深い“迷言”を紹介する。

 横綱・大の里(新横綱で初日白星)「いろいろなことが初めてで、タイミングが大変だった。その中で今日勝てたことは大きい」

 幕内・玉鷲(初日、伊勢湾に近い部屋宿舎の話題に)「部屋にカニが出ることがある。かわいい。カニは好きだけど、かわいそうだから食べないよ」

 幕内・草野(新入幕で7日目終え1敗。報道陣に『気が早いですが…』と振られ、即座に)「気が早いですよ(笑い)」

 幕内・一山本(7日目で6勝も)「黒星って本当に足が速いですから。すぐに追い付いてくる」

 幕内・御嶽海(再入幕の元大関が10日目に勝ち越し)「あとは若手に頑張ってもらって、ちょっとずつ頑張ります」

 幕下・朝乃山(11日目に勝ち越し。40歳金星の玉鷲に刺激)「みんながお手本にする力士。玉鷲関を見習って、若々しく相撲を取っていきたい」

 幕内・翠富士(12日目に相手がまげをつかむ反則で勝利)「作戦通り。まげを取らせようとしたのがハマった」

 幕内・熱海富士(13日目で首位と1差)「僕は隅っこの方で頑張るくらいの気持ちです」

 幕内・琴勝峰(新会場で初めて賜杯抱く)「感情が追い付いていない。それでもうれしいです」

 大関・琴桜(弟弟子の琴勝峰Vに)「同じ稽古場でやってきた人間が成績を残すのはうれしいことだが、手放しで一緒に喜んでるだけではダメ」

 秋場所(9月14日初日・両国国技館)は上位陣が意地を見せるか。

編集部おすすめ