J1のFC東京は8日、DF木村誠二のベルギー1部ウェステルローへと完全移籍することを発表した。木村はクラブを通じて「海外のチームで、時差もあるなかで試合を観てもらえる機会はかなり減ってしまうと思いますが、日本まで活躍している情報が届くように必死で頑張ってきます」などとコメントした。
木村は身長186センチのセンターバックで対人の強さと正確なフィードが持ち味。FC東京の下部組織から2020年にトップ昇格。昨年は期限付き移籍先の鳥栖(当時J1)で26試合に出場した。同年のパリ五輪代表にも日本代表として出場し、主力として活躍していた。
FC東京に復帰した今季は、前半戦でリーグ9試合に出場したが、中盤以降はベテランDF森重真人の復帰や元デンマーク代表DFショルツの加入などで出場機会を失っていた。23歳の若武者がベルギーで研さんを積む。
クラブを通じて発表したコメントは以下の通り。
「期限付きで他のクラブに移籍していた期間もありましたが、中学1年生から約11年間、ずっとFC東京の選手としてサッカーをしてきました。今回は完全移籍になるので、初めてFC東京という肩書きが完全に外れることになります。これまでたくさんの応援をありがとうございました。
どんな時もどこのチームにいても、応援してくださるみなさんのお陰で今の自分があると思います。東京の選手として試合に出られていた時間は短いものでしたが、東京のユニフォームを着て味の素スタジアムで試合に出場できたことをとても幸せに感じています。
東京の躍進を心から願っています。本当にありがとうございました!」(原文ママ)