サッカーのオランダ1部アヤックスが、ドイツ1部ボルシアMGの日本代表DF板倉滉(28)を獲得することが8日、分かった。総額20億円以上の移籍金で両クラブ間が合意し、近日中にも発表となる。

同国リーグ最多36度の優勝を誇るオランダ屈指の名門で、板倉は初の日本人選手となる。年俸は約5億円の4年契約と見られる。

 19年1月に川崎からマンチェスターCに完全移籍した板倉は、同年にオランダ1部フローニンゲンに期限付き移籍。その後、ドイツ2部シャルケ、ボルシアMGでプレーし、欧州での経験を積み上げてきた。アヤックスは昨季リーグ2位で、今季は欧州CLに参加。ここまで欧州カップ戦の出場機会に恵まれていなかった板倉は、初めて欧州CLという最高峰の舞台に挑むことになる。

 アヤックスは伝統的に有望な若手と経験豊富なベテランというチーム構成で、競争力のあるチームを作ってきた。28歳の板倉は守備の中心を担うセンターバックとして、チームの屋台骨を支える存在と期待されている。

編集部おすすめ