◆新日本プロレス「G1 CLIMAX 35」(8日、横浜武道館)観衆2448
新日本プロレスは8日、横浜武道館で「G1 CLIMAX 35」を行った。
第4試合で8・10高崎でAブロック公式戦最終戦で戦う棚橋弘至とEVILがタッグで前哨戦を行った。
棚橋は村島克哉、EVILはディック東郷と組んだがゴング前にマイクを持つと棚橋へ「これが最後の『G1』だろ? いままでのことは抜きにして正々堂々、勝負しようじゃねえか!」と呼びかけた。
その言葉通り棚橋と正統的なグラウンドの攻防を展開。さらにセコンドのドン・ファレの介入を制止するなどクリーンファイトを貫き、最後は村島からSCORPION DEATHLOCKで勝利した。
さらに試合後、棚橋に握手を求めると館内はどよめきに包まれた。その中で棚橋は手を握り返し、握手を交わすとまさかのサプライズに客席は騒然となった。EVILは「押忍」の所作で棚橋へ礼をつくしリングを降りた。
バックステージでEVILは「棚橋よ、これが正真正銘、最後の『G1』だろう。そしておそらく、これが俺とシングルやるのも最後だろう」と切り出し「今までのことは抜きにして、正々堂々勝負しようじゃねえか。俺の闘魂、見せてやるよ。わかったか、よく覚えとけ!」と呼びかけた。
一方、棚橋は「EVILがああいう形で、道場で培ったものであるとか、プロレスラーとしての技術、精神、肉体、そういう部分で勝負したいというのであれば、それはもう僕としては『イエス』だし」と受け止めると「こういった賭けはね、乗ったほうが絶対おもしろいから。信じてみようかな。
◆8・8横浜全成績
▼第1試合 20分1本勝負
○矢野通、ボルチン・オレッグ(6分58秒 横入り式エビ固め)安田優虎●、タイチ
▼第2試合 20分1本勝負
金丸義信、○SANADA(7分19秒 反則)ハートリー・ジャクソン●、大岩陵平
▼第3試合 20分1本勝負
永井大貴、○辻陽太(5分32秒 ジーンブラスター→片エビ固め)ジェイコブ・オースティン・ヤング●、カラム・ニューマン
▼第4試合 20分1本勝負
ディック東郷、○“キング・オブ・ダークネス”EVIL(5分44秒 Scorpion Deathlock)村島克哉●、棚橋弘至
▼第5試合 20分1本勝負
本間朋晃、○上村優也(5分26秒 腕ひしぎ逆十字固め)外道●、デビッド・フィンレー
▼第6試合 『G1 CLIMAX 35』Bブロック公式戦 30分1本勝負
○エル・ファンタズモ(4勝5敗=8点)(12分30秒 サンダーキス’86→エビ固め)YOSHI―HASHI(4勝4敗=8点)●
▼第7試合 同30分1本勝負
○ザック・セイバーJr.(6勝2敗=12点)(14分01秒 腕ひしぎ逆十字固め)ドリラ・モロニー(4勝4敗=8点)●
vs
▼第8試合 同30分1本勝負
○鷹木信悟(4勝4敗=8点)(17分10秒 ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め)成田蓮(5勝3敗=10点)●
▼第9試合 同30分1本勝負
○海野翔太(5勝3敗=10点)(25分46秒 Second Chapter→片エビ固め )KONOSUKE TAKESHITA(5勝3敗=10点)●