◆フィギュアスケート サマーカップ 第1日(9日、滋賀・木下カンセー・アイスアリーナ)

 ジュニア女子ショートプログラム(SP)が行われ、世界ジュニア選手権3連覇の島田麻央(木下グループ)が67・81点をマークした。今季初の実戦。

「緊張したし不安はあったが、大きなミスなく終わることができて良かった思いと、もうちょっといい演技ができた思いがある」と振り返った。

 今季のSPは「ゲット・ハッピー」と「シング・シング・シング」を使用。自身初のジャズのナンバーに挑戦している。明るいピンクと黒の衣装をまとい、リズミカルなステップなどで観客を盛り上げた。「感触はまだまだ。形にはいって演技しているので、崩して自由にできたら」と今後への課題を口にした。

 だが、約1か月前にはアクシデントもあった。右足裏を痛め、土踏まずの周囲に炎症が起きている状態だと明かした。「足の使い方が良くなくて痛めている」と話した。今週に入り痛みが増しているが、練習では痛み止めが切れると痛みが増すため、この日の演技前だけ服用。痛みをかばっての練習を繰り返していたため、「あまりいい(3回転)ルッツじゃなくなってしまっているので、跳び方を見直したい」とこの日の演技内容にも納得がいかない様子だった。

 今大会、ジュニア女子には102人が出場し、SPの上位24人が11日のフリーに進む。

多くの選手を残しているが、演技後は2位に約15点差をつけてトップに立っており、フリー進出が濃厚。「少しでも良くなるように。今できる一番の演技ができるように調整していきたい」と意気込んだ。フリーは「X JAPAN」のYOSHIKIが作詞作曲した「ミラクル」を使用する。

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