M・Tボクシングジム(神奈川・相模原市)は9日、公式サイトとフェイスブックで、所属選手の神足茂利さんが8日午後10時59分に都内の病院で28歳で死去したことを発表した。日本ボクシングコミッション(JBC)も9日未明、発表している。

 神足さんは2日に東京・後楽園ホールで行われた東洋太平洋スーパーフェザー級タイトルマッチで王者・波田大和(28)=帝拳=に挑戦。ジャッジの採点は三者三様の引き分けで、王座獲得はならなかった。試合後に医務室で意識を失い救急搬送され、急性硬膜下血腫のため緊急開頭手術を受けて経過観察中だった。

 神足さんは名古屋市出身。アマチュアで50勝(5RSC)23敗の戦績を残し、日大卒業後にM・Tジムに入り、2019年10月に2回TKO勝ちでプロデビュー。波田戦がタイトル初挑戦だった。プロ戦績は8勝(5KO)2敗2分け。

 M・Tジムの発表は以下の通り。

 (訃報)

 神足茂利選手 逝去のお知らせ

幣M.Tジム所属ボクサーの神足茂利選手が 令和7年8月8日22時59分 28歳にて永眠いたしました。

8月2日の東洋太平洋タイトル挑戦のあと、急性硬膜下血腫のため東京都内の病院で手術治療を受け、全力で戦い抜きました。幣ジム一同、心から哀悼の意を表します。

ここにあらためて生前のご厚誼(こうぎ)に深く感謝いたしますとともに、謹んでお知らせ申し上げます。

通夜・葬儀の詳細につきましては、あらためてお知らせいたします。

令和7年8月9日

M.Tジム会長

村野 健

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